みなさんは、アメリカのアップル社の創業者であるスティーブ・ジョブズ氏の有名なスタンフォード大学での卒業式(2005,06,12)で行ったスピーチをご存じですか?
私は、2005年頃友人から紹介されてその日本語訳を読み、とても感動しました。
今では、YouTubeでもたくさん動画がUPされているので、見たことのない方は、ぜひご覧になると良いと思います。
先日、YouTubeを観ていた時に、久しぶりにその有名なスピーチを観ました。
当時の感動色あせることのない、とても素敵なスピーチでした。
その中でみなさんにお伝えしたい言葉を今日はご紹介したいと思います。私は自分のこどもにも、将来このことを伝えたいと思っています。何かご自身の中に染み入るものがあれば嬉しいです。ぜひ、実際に動画で全体を観て聴いてみてください。英語も良いです。
点と点をつなげる・・・将来をあらかじめ見据えて、点と点をつなぎ合わせることなどできない。できるのは後からつなぎ合わせることだけ。だから、私たちは今やっていることがいずれ人生のどこかでつながって実を結ぶだろうと信じることしかない。運命、カルマ、、、何にせよ私たちは何かを信じないとやっていけないのです。私はこのやり方で後悔したことはありません。むしろ、今になって大きな差をもたらしてくれたと思います。
愛と敗北・・・最悪の出来事に見舞われても、信念を失わないこと。自分の仕事を愛してやまなかったからこそ、前進し続けられたのです。皆さんも大好きなことを見つけてください。仕事でも恋愛でも同じです。仕事は人生の一大事です。やりがいと感じることができるただ一つの方法は、素晴らしい仕事だと心底思えることをやることです。そして偉大なことをやり抜くただ一つの道は、仕事を愛する事でしょう。好きなことがまだ見つからないなら、探し続けてください。決して立ち止まってはいけない。本当にやりたいことが見つかった時には、不思議と自分でもすぐにわかるはずです。素晴らしい恋愛と同じように、時間がたつごとに良くなっていくものです。だから探し続けてください。絶対に立ち尽くしてはいけません。
死・・・もし、今日が人生最後の日だとしても、今からやろうとしていたことをするだろうか?自分は間もなく死ぬという認識が、重大な決断を下すときに一番役立つのです。なぜなら、永遠の希望やプライド、失敗する不安。。。これらはほとんどすべて、死の前には何の意味もなさなくなるからです。本当に大切なことしか残らない。自分は死ぬのだと思い出すことが、敗北する不安にとらわれない最良の方法です。我々はみんな最初から裸です。自分の心に従わない理由はないのです。
死は我々全員の行き先です。死から逃れられた人間は一人もいない。それは、あるべき姿なのです。死は、たぶん、生命の最高の発明です。それは生物を進化させる担い手。古いものを取り去り、新しいものを生み出す。今、あなた方(スタンフォード大学の卒業生)は新しい存在ですが、いずれは年老いて、消えゆくのです。深刻な話で申し訳ないですが、真実です。
あなた方の時間は限られています。だから、本意でない人生を生きて時間を無駄にしないでください。ドグマにとらわれてはいけない。それは他人の考えに従って生きることと同じです。他人の考えに溺れるあまり、あなた方の内なる声がかき消されないように。そして何より大事なのは、自分の心と直感に従う勇気を持つことです。あなた方の心や直感は、自分が本当は何をしたいのかもう知っているはず。ほかのことは二の次で構わないのです。
ハングリーであれ、愚か者であれ。
ドグマ・・・独断的な押し付け教義、規則、信条、ルール、信念、理論、主義など。もともとはキリスト教の神から与えられた真理という意味だったとも言われています。ジョブスの言うドグマの本意が何なのかはわかりませんが、ご自身で調べて腑に落ちるものを選んでいただいて良いと思います。